図書館で見かけて読んでみました。参考になりました。
見開き1頁で1テーマになっていて、左ページは必ず図表になっているという構成も読みやすくてよかったです。
覚えておきたいなと思った点
- 自分の意見を通す人
- 大声で喚く、時間を独占する、攻撃する、人に意見を言わせないなどはまだかわいい方で、会議が終わった後に決定事項をひっくり返したり、実行段階でサボタージュされることもある。
- ファシリテーターに助言するのが良い「他の参加者の意見もお伺いしたいので、発言を制限された方が良いのでは?」「本日の会議の目的についてご説明いただいた方が良いかと思います」
- しゃべりすぎる人には、理解を示す(なるほど、わかります)、一言で要約する、話を引き取る(それは重要ですから他の参加者の意見も聞いてみましょう。問題解決が重要だということですね、重要と言えば次の議題も…)
- 感情的に対立したら、立場を思い出させる(顧客と接している現場の意見ですから意見の食い違いは当然です)、冷却する(ブレイクを取る、次回に回す)
- 正しい反論の仕方
- 「あなたの意見に反対するわけではありませんが、確認のためにお伺いしたいのですが」という。意見を検証するためにあえて反対の立場から聞くという手法
- 意見に直接反論するから対立になる。意見の基となるデータと解釈について反論する。
- 自分の意見への反論も、その反論のロジック(根拠等)を聞いて、そのロジックに反論する。
- 「おっしゃることは、この点に対する異なった角度からの解説だと思いました。ありがとうございます」などと言う。
- まずは相手の意見を正しく理解し要約したり、理解を示す。「…というご意見ですね。もっともなご意見だと思います。」
- 意見が出ない場合
- 質問を促しても意見や質問が出ない場合、例を示す。「飛躍的に業績がアップしたとのことですが、成功の要因について何かご質問ございませんか」「対応の仕方が悪いとか、迅速な処理ができていないなど、問題の原因を挙げていただきたいと思います」
- 違った切り口を提示する「顧客の立場から考えると、どのような問題があるでしょう?」
- 当事者意識を持たせる「もしこの案で決定すると、みなさんにはどのような影響があるでしょう」
- 報告内容を要約して、記憶を喚起して、質問や意見を促す
- 参加者の得意分野・専門性・担当業務に関連した意見を求める
- 意見をほめる
- 準備しない参加者
- アジェンダに準備事項を明記する
- 準備が前提の会議運営をして、参加者に冒頭でプレゼンテーションをしてもらうなど。
- 集中力が切れてきたら
- ペアで話し合う、チームに分けて議論する、ホワイトボード前に集まる、ブレイクを取るなど変化を持たせる

